良い睡眠は、寝室の環境改善から
室内環境は、快眠に深く影響を及ぼします。
逆に言うと、寝付きの悪い方は環境を整えることで眠りやすくなります。
では、寝室、寝具、灯りなど、具体的にはどのように整えれば良いのでしょうか。
まず、寝室の布団や枕は綿ほこりを生じやすく、カビやダニなどが発生しやすくなっています。寝室だけでも毎日ちょっとしたほこりを取るプチ掃除を習慣化しましょう。
そして週末にはカバー類を洗濯し、掃除機をかけたり拭き掃除をしてください。ほこりは下へと溜まっていくので、床から30㎝程度までの空気が一番汚れています。床に布団を敷いて眠っている方は特にこまめに掃除をしないと、様々な汚れの中で呼吸をしながら眠ることになってしまいます。
咳や鼻水が出ている方は、すでに体が反応しています。
寝るときは空気を綺麗に
こまめに掃除が出来ない方は、ベッドにしたり空気清浄機を置いたりすると少しは緩和されます。
そして寝室に生け花、鉢植えの観葉植物、掃除をしていない加湿器を置くのはやめましょう。
水にはカビや雑菌、微生物がわきやすく、それらが就寝中に浮遊することになってしまうからです。
暗い照明で副交感神経を優位に
また、寝るときの部屋の暗さも大切です。眠る前に徐々に照明を暗くすることで、副交感神経が優位になり眠りを誘います。
眠っているときは、豆電球の小さな灯りでも脳には明るすぎて、睡眠ホルモンであるメラトニンが分泌されにくくなってしまいますので、出来るだけ照明はつけない状態で眠りましょう。
そして朝は、カーテンをせずに窓から入る太陽の光で起きるようにしましょう。