ぐっすり眠るための理想の寝室が欲しいですよね。では理想の寝室とはどんなものなのでしょうか?まずは色彩感情と色彩象徴を意識することから始めてみましょう。
色彩感情とは、色から受ける印象のこと。最もリラックスできる安眠色は、ベージュとパステルカラーと言われています。また色彩象徴とは、「緑色を見ると森を思い出して落ち着く」といったように、色が具体的な何かと結びついて連想されることを言います。この2つをふまえて考えてみると、寝室に最も合ったカラーコーディネートが見えてきます。自然を連想する緑色は、副交感神経に働きかけ、興奮を抑えてくれる色と言えます。
コーディネートのポイントは、床や壁、布団カバー、カーテン、カーペットなど広い面積を占める部分にベージュやパステルカラー、緑などのリラックス効果の大きい色を使い、クッションや枕カバーなどの小物にアクセントカラーを入れること。色の数は、1つの部屋で3色以内に抑えたいところです。
暖色系の色使いをしたい場合は、アースカラーである茶色も悪くないですね。黄色も睡眠ホルモンと言われるセロトニンの分泌を促す効果があります。派手すぎないパステルカラー程度の柔らかい黄色がおすすめです。脳を興奮させる鮮やかな赤やオレンジは寝室には向きません。これらの色で多くの面積を占め、目に入る印象が強いと、安眠とは程遠い環境になってしまいます。今の環境でぐっすり休めない方は、そんな色使いが原因となっている可能性もありますので見直してみましょう。