不眠対策はたくさんありますが、誰にでもできる簡単さということになると、けっこう限られてきます。そんな中、手のひらを揉むだけという簡単さで多くの方が実践しているのが、ツボ療法や、ゾーンセラピーと呼ばれる治療法です。
スパなどの温泉施設に行くと、足裏のツボが書かれた青竹踏みのような道具を見た事がありませんか?あれがまさにゾーンセラピーの身近な例の一つです。耳や足の裏だけではなく、手のひらにも同じように体全体の器官や神経に対応する反射ゾーンが存在します。簡単に言えば、全身の縮図が手のひらや足の裏、耳などにあるわけです。東洋医学の経絡でいうツボや、西洋医学でいうリフレクソロジーでの刺激点が、手のひらに密集しているのです。ですから、手のひらを揉むことで不眠の解消も期待できるという事になります。
もちろん不眠に対応するツボや刺激点がありますから、やみくもに揉めばいいという事ではありません。不眠の原因の多くは精神的なストレスです。ストレスの軽減が期待できるのは、両手首の「生殖器」に対応する部位です。手のひらを上にして手首を左右から挟むと太いでっぱりがあります。そのでっぱりのやや下に当たる左右の骨と骨の間の柔らかな部分が「生殖器」に対応する部位です。ここを優しく摩るだけです。
実際にやってみるとわかりますが、胸の奥の方がしっとりし、ササクレがおさまるような感じです。ぜひ安眠の為に試してみて下さい。