布団の中でハミングすると良く眠れる。そんな不思議なことがあるのでしょうか?実際に「ハミング療法」を実践している方がどのくらいいるか分かりませんが、誰もが似たようなことはしています。ちょっと思い返してみて下さい。皆さんはカラオケなどに行かれたことがあると思います。カラオケでひとしきり歌って気分よく帰ってきた夜は、良く眠れると思いませんか?お風呂場で一節歌って出てきた後も、気分よく眠れると思いませんか?その究極が布団の中のハミングという事になります。
そもそも歌ったりハミングしたりするのは、気分が良い時です。落ち込んだ時には誰も歌おうとは思わないでしょう。ですが、それでも歌おうと思い実際に歌う事には、癒しの効果があるのです。そして歌ったりハミングしたりすることで生まれる波動、バイブレーションは、体の隅々にまで行き渡ります。そのバイブレーションはある種のマッサージ効果となって、内臓などに働きかけていきます。その効果は、血流を穏やかにし内臓の興奮を鎮めます。これは、自律神経を調整することにもつながります。つまり、活動時に働く交感神経から、入眠時に働いてほしい副交感神経へのスイッチの切り替えが、ハミングによってスムーズに行えるという事になるわけです。
ハミングのコツは、お腹に響かせること。それだけです。もし問題があるとすれば、一緒に寝ている方が、あなたのハミングが気になって、眠れなくなることでしょうか?